日本・中国・西洋から探究した技芸の要
兆 調和への技法で訓練された精神と、世界の変化との、差異をとらえる。
水 様々な物事の未知の相互関係や発展性を見い出すため、自らを柔弱におく。
果 目指す物事が達成されると無条件に信じ、可能の根拠を積み上げていく。
もうすこし詳しい説明はこちら
http://glasperlenspiel.blog.so-net.ne.jp/2012-02-26
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「永遠」という作用 [ガラス玉遊戯]
人々の「永遠」という作用に働きかける作業について、素材をご用意す
ることができました。ガラス玉遊戯を楽しんでいただけることと思いま
す。あなたの仕事や作品を考える場合の参考にしてください。
1.テキスト
インターネットなどにある全てのテキスト(記事など文化的資産)には
秘密の意味があります。ここでは私が創った詩を採用します。
『未来からの命』
球形の 乳白色の
草原を濡らす 木々の間にも
陽射しを反射して 時計の鳴る音を
忘却し 私は 宙に浮かぶ
木の葉を一枚 鳥に変えて
やわらかな 大気に放とう
数百年の未来から 変わらない声で
「約束」 と 言うのは
乳白色の 光の 時の 草原で
「あなた」 と 変わらない声で
鳥が飛ぶ方へ 目を向けると
地平まで 鐘の音が響き
やわらかな 大気につつまれたまま
球形の
命が輝く いくつもの
数百年の未来から
2.現象化の質問
テキストにある秘密の意味を明らかにするため、ガラス玉遊戯でおこな
う現象化の質問に答えます。答える人自身が反映されます。
なぜそれを感じたのか? :世界にある全てが祝福であると感じたから。
それは何と関係あるのか?:永遠の意味の手段として自分の命を用いる。
3.ガラス玉への考え
ガラス玉遊戯では、ガラス玉への考えから現象化の質問へと移りますが、
素材を求める場合は逆順になります。
ガラス玉はさまざまな考えの元になる何かを示す手段です。
http://www.magicandbeauty.com/g-kugel.html
ガラス玉Aの考え:記念品 共通する思い 共有する現象 創作法
継承される仮説
ここで、他の人の参加が欲しいところですが、代用として私の持ってい
る図式群から関連する他の考えをリストしてみます。
ガラス玉Bの考え:エンターテイメント 派生 暗示 体系 象徴
4.成功への意味
ガラス玉遊戯は原因を扱う芸術です。3での考えは、すでにガラス玉遊
戯で相互関係がとられています。
価値ある人生を歩んだ人は、その仕事や作品で自分の命が永遠に語り継
がれるものになります。他方、「永遠」という概念は、ある仕事や作品
がもたらすものを世界の「部分」とする思考の傾向を人々に与えていま
す。
つまり、仕事や作品をそれ自体として完結するものではなく、世界にあ
る全ての物事と関連させて、仕事や作品を新たな展開に利用されるもの
としてとらえなおす姿勢はまた、自分あるいは誰かを「永遠」の媒体と
する手段になります。
あなたは、人々の心に眠る「永遠」という作用に、働きかけることがで
きるのです。
5.素材のためのお願い
あなたが独自のガラス玉遊戯をする際、私の提供するガラス玉遊戯の素
材は加速効果をもたらすでしょう。
複数の人とガラス玉遊戯をすることをお勧めいたします。
ガラス玉遊戯の素材を読むことで、ガラス玉遊戯によって世界が生まれ
る起源に反応する理性能力が活性化されることと思います。つまり、こ
の記事を読んだ人の感想は、ガラス玉遊戯の新たな展開の予感なのです。
多くの方々のご感想をいただくことで、私はあなたのお役に立つことが
できます。あなたのお知り合いにこの記事を見せてくださることを、期
待いたします。
私に、あなたの成功のお手伝いをさせてください。
http://www.magicandbeauty.com
図式:0452 0141
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人が思考しうる物事のなかには、
まだ思考されていない物事があります。
もし全てを思考し終えている存在者があるとすれば、
神のみです。
芸術も、
思考されうる未知の物事に応じる方法の一つです。
技芸は、
美または調和のモデルを用いて自らの活動を体系的に把握する、
姿勢であり、過程です。
2012年3月30日
響 西庄 庸勝
ご来訪の記念に、クリックしてくださると、嬉しいです。
そうかもしれない
日記として写真として残していますね、、、
永遠に残るかどうかは別として足跡を付けているのは確かです
上手くいえずにすみません。
by (。・_・。)2k (2007-03-09 01:53)
鳥の飛ぶ方向に、望むものがあればいいのですが。
by たいへー (2007-03-09 10:06)
2kさん
私の記事のコンテクスト(文の各部分を意味づけるもの)と2kさんのコメントのコンテクストを比べると、「足跡」という言葉がガラス玉遊戯に用いることができることが分かります。「足跡」にある暗示の一つに、「他者への暗示」があると思います。
2kさんは、相互に影響を与えあえる人を「自己の歴史」に位置づけているのかもしれませんね。
たいへーさん
私の記事のコンテクストのその部分に不安を感じるというのは、社会に対する信頼を保つことが困難であることを感じさせます。確かに、現代は社会に対する不安のある時代かもしれませんね。
by 響(きょう) (2007-03-09 18:19)
世界にある全てが祝福であると感じるのは難しいです。そう感じられれば素晴らしいけれど。他の誰かに「永遠」を働きかけるのも私には無理な気がします。でも素敵な詩ですね。
by penpen (2007-03-09 18:28)
penpenさん
失礼ですけど、penpenさんはご自身を低く評価しすぎではないかと思います。例えば幼子にとっては、幼子の永遠の幸せを支えてくれると感じているのは、親にです。その親が人生に多くの課題を持っていたとしても、幼子に対して、永遠の幸せを支える役割を果たそうとするでしょう。また、幼子にとっては、世界は夢にあふれたものであると思います。つまり祝福ですね。人間は、自身で考える以上に偉大なものだと思います。ただ、それを忘れているだけではないでしょうか。
by 響(きょう) (2007-03-09 18:45)
>木の葉を一枚 鳥に変えて
>やわらかな 大気に放とう
いいですね~未来の命、、、
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Hesseの本の話ですが:
最後にKnechtがインテリ世界である
Castaliaを去って、普通の世界に行った。
教え子になろうとしたTitoと共に、新しい暮らしを
始めるところ、彼が湖に入って、そのまま消えて、亡くなった
というのは、なんとなくセツナイ、、、(^_^;)
日本語訳はなんというか分かりませんが、
「The last glass bead game player」という
彼の詩が気に入っています。
by sera (2007-03-09 22:31)
seraさん
ガラス玉遊戯は伝記という形で記述されていますが、クネヒトが最後に死んだ章は「伝説」と位置づけられています。ですから、クネヒトを象徴として、ガラス玉遊戯が滅亡したとしたら、それは何を意味しているか、ということをカスターリエンの人々が問題とした、という記述なのだと思います。人類の精神の最高の世界が滅びたとしても、新しい命のなかに希望が生まれてくる、という意味なのだと思います。
ヘッセのほとんどの作品は、精神と自然との振動が描かれていますが、精神が場所を失っても自然は新しい場所を生み出し、自然が場所を失っても精神が新しい場所を生み出す、という、ヘッセなりの解答なのだと思います。
by 響(きょう) (2007-03-09 23:12)
『永遠』 ・・・好きなことばです^^
by Rucci (2007-03-10 19:31)
Rucciさん
そろそろRucciさんからコメントがほしいな、と思っていたら、いただけました。
こんなこともあるのですね。(^^)
by 響(きょう) (2007-03-10 19:47)
誰もが自分や誰かの永遠にかかわってるかもしれないのかな?
意識してなくても。
そーだとしたら、誰もが「ろーまんちーく」かもね。
by knacke (2007-03-11 07:17)
>木の葉を一枚 鳥に変えて
やわらかな 大気に放とう
ここの部分が大好きです!
絵が浮かびますね〜
by (2007-03-11 11:11)
挿し木や地下茎で増える植物の命は永遠なのか、って考えたことがあります。サボテンとかも。親の株から切り離された時に新しい命が始まるのかなあ。
なんてことを考えながら、「永遠」ということ思いを巡らせてみたり・・・。
by kom (2007-03-11 12:32)
きむたこさん
私はそこまで考えていませんでしたが、きむたこさんのお考えはガラス玉遊戯的に成立するものですね。
「誰もがろーまんちーく」は良い視点です。ガラス玉遊戯的に概念の広がりが豊かです。とても試してみたくなりました。このレスも記録してますので、計画にそって、いずれかの時点で、図式にすることと思います。
今後のコメントも楽しみにしています。
すずめさん
絵が浮かぶというのは誉め言葉ですね。他の分野の芸術家に評価されるというのは、作品として普遍性があるということですから。最近のすずめさんの作風は多様ですね。模索されてるのでしょうか?芸術家どうしとして交流するのも面白いかもしれませんね。
せっかくの人生ですから、これからもお互い刺激しあって、豊かなものにしたいですね。
komaさん
永遠の命ということで、生殖細胞というのがありますね。DNAなどのことです。永遠の命に関して医学者が書いたこの本のなかで、老化しない細胞として、ある種の植物の細胞のことが述べられてました。「ある種の」というのは、すみません(^^;私が忘れてしまったのです。何の木だったかな・・・。
komaさんの視点も、とても興味深いですね。調べると面白いかもしれません。
by 響(きょう) (2007-03-11 23:32)