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日本・中国・西洋から探究した技芸の要

調和への技法で訓練された精神と、世界の変化との、差異をとらえる。
様々な物事の未知の相互関係や発展性を見い出すため、自らを柔弱におく。
目指す物事が達成されると無条件に信じ、可能の根拠を積み上げていく。

もうすこし詳しい説明はこちら
http://glasperlenspiel.blog.so-net.ne.jp/2012-02-26

this web-log. (C)Copyright 2005-2012 Kyo Nissho.

 

KN法(KyouNissho法) [記録]

発想ないし思考を柔軟に広げ、あるいは整理する方法として、
8年ほど前に私が考案した「思考のツール」があります。

KN法(KyouNissho法)と名づけています。
※独自考案の発想法に自分の名前をつけるのは普通のことです。

使用法はごく簡単で、他者ないし自分の思考が、
以下の三要素のどれにあてはまるかを明確にし、不足を補う、
というものです。

【三要素】
・目的 ・方法 ・理由

例えば、「これからは食生活が大切だ」と考えた時、
その「食生活」は自分にとって目的なのか方法なのか理由なのか、
明確にしてみる、ということを考えてみましょう。

[目的の場合]
・未経験の食生活を試みることで、新しい価値を発見したい、など。

[方法の場合]
・理想の食生活が家族などのために実現されるなどの効果の発生。

[理由の場合]
・心身の健康上の必要などから、食生活を変更する、など。

食生活に関して、思考の理由が三要素のどれにあたるかは、
自明のことが多いように思われます。
しかし、三要素それぞれの項目を埋めてみることで、
自分で気づいていなかった活動の発生ないし可能性について、
新しい発想が生まれる可能性は高くなります。

また、思考における様々な錯覚から自己を守るのにも、
KN法は利用することができます。

例えば、ある人が「世の中、金だ。」と言ったとします。
その場合、その人は、自分の【目的】として金を求めているのか、
社会の【方法】としての金の影響力について訴えているのか、
他者を活動へとうながす【理由】として言っているのか、
判定すると、錯覚を回避しやすくなります。

また、この目的・方法・理由を、説明なしに入れ替えていくのは、
詐術(人をあざむく方法)によく見られる特徴です。

もっとも、思考の訓練をしていないために、その人自身でも、
目的として言ってるのか、方法として言ってるのか、
理由として言ってるのか、分からなくなっている場合も、
多く見られますので、留意が必要です。

残念ながら、日本の教育の過程には、一部の専門を除いて、
発想法や論理学が含まれていません。
学べば飛躍的に思考力がUPするにも関わらずにです。

言いかえれば、KN法のようなシンプルな方法でも、
活用することで、思考の効果を向上させることができるのです。
KN法は無料ですので、ぜひご活用ください。
(※他者に紹介する時は“KN法”と申し添えてください。)
 
 
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むちゃ

おもしろい方法ですね!何か思いついたら
活用させていただきたいと思います(^^♪
by むちゃ (2010-01-11 02:59) 

響(きょう)

>むちゃさん

だうぞだうぞ♪ (≧∇≦)b
 
by 響(きょう) (2010-01-18 17:06) 

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【まだ思考されていない物事に応じる過程】

人が思考しうる物事のなかには、
まだ思考されていない物事があります。

もし全てを思考し終えている存在者があるとすれば、
神のみです。

芸術も、
思考されうる未知の物事に応じる方法の一つです。

技芸は、
美または調和のモデルを用いて自らの活動を体系的に把握する、
姿勢であり、過程です。

2012年3月30日
響 西庄 庸勝

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